ドラッカー勉強会に行ってきました!!
7月19日(木)に知人が主催するドラッカー勉強会に参加してきました。
以前に本は読んだことがありましたが、ダイヤモンド社の今給黎部長が講師として、知の巨人、マネジメントの父とも称される“ピーター・F・ドラッカー教授”の独自の理論を解り易くお話頂き、経営やマネジメントについて改めて大変勉強になった時間でした。
経営者の役割について改めて問われた時、何と答えるでしょうか?
今まで当たり前に行ってきた会社経営を考えて見ると、日常の仕事に追われ、ただ、売上アップを目標にしていた気がしました。
ドラッカーマネジメントでは、経営者の役割とは!
- 組織のすべてのメンバーを強みによって貢献者にする。
- 組織の使命を果たす。
- 社会に貢献する。
経営者の仕事は!
- マーケティングとイノベーションによって顧客を創造する。
- 昨日を陳腐化させ、明日を創り上げる。
- 経営者の責任は、組織をして成果を上げさせることにある。
起業家の皆様、経営者としての仕事が出来ているでしょうか?
例として、富士フィルムの古森社長の経営決断についてお話頂きました
写真フィルムが陳腐化することを見越し、新しい柱(化粧品など)を作る決断をしたことで今の富士フィルムがあること。経営者の決断が遅れることでアメリカのコダック社の様に破産していたかもしれないこと。時代の流れが速い現代では、昨日を陳腐化させ、明日を創り上げることが経営者の仕事だと強く感じました。
イノベーションと言ってもなかなか考えられるものでもありません。その事についてもドラッカーマネジメントでは、イノベーション7つの視点として言っています。
- 予期せざるもの
- ギャップを探す
- ニーズを見つける
- 産業構造の変化を知る
- 人口構造の変化に着目する
- 認識の変化を捉える
- 新しい知識を活用する
予期せざるものとは、例えば、会社にお客様から掛かってくる普段のお問合せに無い、変なお問合せ、自社が提供していないサービスのお問合わせが予期していない新しいサービスになる可能性があるということだそうです。
その様に普段見過ごしていたことを改め、日常に組み込むことで変なお問合せ「予期せざるもの」をキャッチ出来るようになるそうです。
経営者が行っている事業について改めて考えた時、ドラッカーは5つの質問を考えるよう言っています。
- われわれの使命(事業)は何か?
- われわれの顧客は誰か?
- 顧客にとっての価値は何か?
- われわれにとっての成果は何か?
- われわれの計画は何か?
起業家誰しもが考えていることだと思いますが、改めて問われると答えられるでしょうか。皆様も改めて考えて見てください。それが会社の使命なのかを!
ドラッカーマネジメントでは、リーダー像について書いてあります。
「リーダーは成果を挙げる人」
- 1、成果を上げる「人間のタイプ」などというものは存在しない。
- 2、成果を上げることは、一つの習慣である。すなわち習慣的な能力の集積である。そして、習慣的な能力は、常に習得が可能である。
ドラッカーが2005年11月に亡くなり13年経つが、今なお多くの経営者に影響を与えており、これから起業する起業家もドラッカーマネジメントを勉強して、失敗しない経営を行って頂ければと思っています。
私自身、今回のドラッカー勉強会で改めて本を読みなおしたくなり、ドラッカーの教えをまた勉強したいと感じた1人です。