主婦の在宅起業を成功させる!
仕事の受注するためにやるべきこと
「働き方改革」により、近年では主婦の方でも気軽に起業できるというイメージが強くなった印象があります。
主婦が家計の収入アップを目的に始めたビジネスがヒットし、会社設立に至ったというケースも珍しくありません。
ただ、ビジネスを成功させるためには仕事を受注することが必要不可欠であり、
少なくとも時間的な制限がある主婦にとって、起業へのハードルは高いと感じる方も多いのではないでしょうか。
では、主婦が在宅起業で成功するために、何が重要になるか。
今回は「仕事を受注するために必要なこと」「ポイントを押さえれば仕事が増える!」ことを解説します。
「起業」と「法人」を混同していませんか?
よく勘違いされがちですが、「起業する」と「会社を立ち上げる」は全く別の意味です。
必ずしも起業が「会社を立ち上げる」「法人を設立する」ということにはなりません。
ここで簡単に、起業にまつわる用語の種類と定義を理解しておきましょう。
・法人:法人とは、自然人以外で、法律によって「人」とされているものをいう。
ここでいう「人」とは、権利義務の主体となることができる資格(権利能力)を認められたものをいう。
(引用:Wikipedia「法人」)
・個人事業主:個人事業主・個人事業者・自営業者は、株式会社等の法人を設立せずに自ら事業を行っている個人をいう
(引用:Wiktionary「個人事業主」)
・起業:起業(きぎょう)とは、新しく事業を起こすことで、創業(そうぎょう)ともいう。
(引用:Wikipedia「起業」)
・事業:社会的な、大きな仕事。生産や営利を目的とした経済活動。
(引用:Wiktionary「事業」)
・創業・開業:企業とほぼ同義
言葉の違いを簡単に理解するのであれば、自分で仕事を始めること全てが「起業」「創業」「開業」にあたり、
あらゆる法律の下にビジネスを行うのが「法人」、個人で自由にビジネスを行うのが「個人事業主」となります。
法人もどういったビジネスモデルを構築するかなどは自由ですが、
今回のテーマである「主婦の在宅起業を成功させる!」という点で考えると、
初めての起業では少しハードルが高くなります。
まずは個人事業主から始めてみて、ビジネスの感触が掴めた段階で法人を設立する、という流れが、
リスクを抑えて安定した事業に成長させるポイントとなります。
資格不要!すぐに仕事を受注する方法
起業と法人の違いなどが分かったところで、今度は在宅起業で仕事を受注する方法を考えてみましょう。
最近の日本のビジネス事情は非常に便利になりました。
フリーランスという企業に属さず個人事業主として活躍する人も増えましたが、
その足掛かりとなったのが「クラウドソーシング」です。
《クラウドソーシングとは?》
クラウドソーシングとは、雇用契約を結ばずに企業や個人からインターネット上で仕事を受注して報酬を得るビジネスモデル。
WEBライター、サイト構築、イラスト作成など、様々な分野で活用されている。
これまで主婦の在宅ワークとなると、部品の組み立てやデータ入力・ダイレクトメールの封入など、
内職のイメージが強くありましたが、現在は非常に幅広い分野で在宅による仕事が可能です。
そこで、クラウドソーシングを活用して主婦でも在宅起業ですぐに仕事を受注できる職種を少しご紹介します。
・ライティングや校正、誤字脱字チェック
・文書の翻訳
・WEBデザイン
・プログラミング
・ネーミングやアイデア提供
・ロゴやイラストの作成
・問い合わせ代行
・物や商品の写真撮影
・ネットショップの商品掲載作業
etc…
上記以外にも様々な仕事がありますが、最近ではWEBメディアの記事を執筆する
“ライター”に人気が集まっており、競争率が高くなっています。
また、プログラミングやWEBデザインは専門知識が必要にはなるものの、
受注単価が高いため、知識や技術さえ身に付ければ優位に仕事を受注することができます。
仕事の受注数を増やすためにやるべき5つのこと
クラウドソーシングも認知度が高くなったため、どの職種も案件を受注するための工夫が必要になります。
結論からお伝えすると、
「幅広く仕事を受注するより、得意なジャンルで専門性をアピールする」ということがポイントになります。
専門性をアピールするということはどのようなことか、具体的にどんな工夫を行うと優位に仕事を受注できるかを解説します。
1.ブログやサイトを開設する
自分は何ができるのかをアピールするために、個人ブログやサイトを一つ持っておくと良いでしょう。
例えば、イラストを描くのが得意なら「絵を描くコツ」について解説するブログを書く、
英語が得意なら外国語の記事を翻訳して掲載してみるなどです。
クラウドソーシングでは手数料が発生して収入が減るというデメリットがあるため、
個人サイトを一つ持って、サイト経由で仕事を受注する窓口を作ると、より収入をアップさせることに繋がります。
2. SNSアカウントを作る
ブログやサイトを開設するのと同時に、SNSのアカウントも必ず一つは作り、
定期的に情報を発信することも仕事の受注に繋がります。
SNSではブログやサイトほど情報を詰め込む必要はありません。
日頃の仕事の成果や、どんな仕事をしているか、その仕事に対する個人的な見解などをSNSで発信し、
より多くの人に自分という存在を知ってもらうツールとして活用しましょう。
3.名刺を作る
意外と軽視されがちですが、名刺を作っておくことも仕事を受注する上で大事です。
何故なら、いくらインターネット上で仕事が受注できるとしても、業務の打ち合わせでクライアントの会社を訪問したり、
ふとしたことがキッカケで大口のクライアントを紹介してもらえる瞬間があるためです。
また、名刺を多くの人に渡すことは、更にその先の紹介を生むことにも繋がります。
いざという時に自分という存在を知ってもらうために、名刺は必須アイテムですね。
4.「待ち」ではなく「攻め」
いくらクラウドソーシングにたくさんの案件があると言っても、「待ち」の姿勢では仕事を受注できません。
大事なのは、常に「攻め」の姿勢でいるということです。
そのためには、前述までの自分をアピールするツールを準備しておくことも大事ですし、
より多くの仕事を受注して実績を作ることも大事です。
では、受注実績を作るにはどうすべきでしょうか。
その答えこそ、待つのではなく攻めの姿勢で、どんどん自分から案件に応募して仕事をこなしていくということなのです。
5.自分の強みを明確にする
多くの仕事をクライアントから受注するということは、サービス業で言えば集客にあたります。
より多く集客するにはどうすべきか。
先ほど、個人ブログや名刺を作るということのメリットをご紹介しましたが、
それに併せて「自分の強み」を強調できると集客に繋げることができます。
例えば、WEBライティングの仕事をするにあたって、「医療分野が得意!」「金融関連で実績多数!」など、
特定の分野に強いというプロフィールを掲載することで、
その分野で発注先を探しているクライアントの目に留まりやすくなり、受注の可能性がアップします。
ジャンル特化よりも実績を重視するクライアントもおり、
自分の強みを明確にして継続的に仕事を受注することで、結果として実績を積むことに繋がります。
自宅が会社に!独立はバーチャルオフィスがおすすめ
さて、ある程度コツが掴めてくると、クラウドソーシングなどを利用せず、個人で仕事を受注する機会が増えてきます。
その段階までくると、ビジネス面での節税対策や事業拡大の面から
法人を設立することが望ましいという結論に至るケースが多くあります。
ただ、在宅起業で法人を設立する際に、問題となる点がいくつかあります。
そこでこの記事の最後として、主婦の在宅起業で失敗に繋がる問題点と、その解消方法を解説します。
・時間的な制限(子育てや家事)
・上記により事業拡大が容易ではない
主婦という立場上、子育てや家事に追われて時間が作れないという方が多くいます。
仮に事業拡大を狙わないにしても、時間的制限がある限りは仕事の幅にも影響を及ぼしますので、
いずれは周りの協力を仰ぐなど、環境を変化させることが必要であることは覚えておいたほうがよいでしょう。
・税金が高くなる
ある程度儲かるようになると、ご主人の扶養から外れるため所得税や社会保険料が高くなり、
自分で稼いだ利益から税金などを払う必要が出てきます。
この点は家庭の経済事情や自分のビジネスに影響を及ぼしますので、
日ごろからしっかりキャッシュフローを把握して、経費削減や節税方法などを学んでおくようにしましょう。
・起業後のランニングコスト
・起業するための準備資金(イニシャルコスト)
最も頭を悩ませるのが、この2点です。
法人設立となると事務所の住所の登記が必須で、プライバシーの問題から自宅以外に事務所を構えたいですよね。
事務所を借りるとなれば、イニシャルコストで最低でも数十万円、
そして毎月の事務所賃料だけでも数万円以上のランニングコストが必ず発生します。
ただ最近のビジネス事情を見ていると、「安価に事務所が構えられるシェアオフィスでプチ起業」という事例や、
「バーチャルオフィスを活用して本格起業を果たした専業主婦」という事例が多くあります。
特に「バーチャルオフィス」は、主婦が在宅起業するには非常に有用なサービスです。
バーチャルオフィスを活用するメリットは多岐に渡ります。
・自宅以外の住所で法人登記が可能
・事務所費用が非常に安く、あらゆるコストを抑えられる
・住所貸しのサービスであるため自宅で仕事ができる
・好立地であるため事業のブランド力が高まる
・法人登記や経理関係など、事務作業の代行サービスもある
・一時貸しのレンタルスペースも利用できる
etc…
いかがでしょうか。
時間的な制約を受けずに法人設立の費用も大幅に削減でき、
必要なものを必要な時に利用できるのがバーチャルオフィスの大きなメリットと言えるでしょう。
「主婦の在宅起業」を現実的なものにするために、バーチャルオフィスはまさに必須ツールと言えるでしょう。
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執筆者情報
■株式会社アントレサポート 鈴木■
創立23年のレンタルオフィスの会社を経営。 |